雄山、剱岳(2日目)

c0309492_2332335.jpg

2014年8月14、15日に剱岳に行ってきました。
とうとう剱岳の頂へ。今まで登ってきた山とはレベルが違いすぎる。
果てしない山への達成感とその後の地獄とも言える下山の記録。




c0309492_2323582.jpg

夜は思ったより寒くなく、何度か風の音で目が覚めたくらいで
疲れをとるくらいの眠りにつくことはできた。
テントより顔を出すと昨日まで剱を覆っていた雲がなくなっているようだった。
登れると期待が持てた。
友人を起こし、朝飯を食べ4時に出発。
向かう道が分からず、それっぽい人の後を着いて行ったら間違っていることに気づき引き返す。
c0309492_232416.jpg

朝日が上がってきた。
この時までは穏やかな朝だった。
c0309492_2324438.jpg

振り返ると自分たちが野営した剱沢が。
c0309492_2324855.jpg

明るくなるにつれ美しい山が顔を出した。
c0309492_232526.jpg

5時30分ご来光。
c0309492_2325638.jpg

もう帰っても良いかなと思えるほどきれいだった。
c0309492_23308.jpg

c0309492_233861.jpg

c0309492_233412.jpg

この時一服剱だった。
もう剱の山頂は見えるだろう。あれだろうと。言ってたのが手前の前剱だと知る。
前剱までの道のりもなかなか長くちと疲れが出てきた。
この辺りから先ほどまでの天気が嘘のように一変する。
ガスに包まれ、辺りの景色が一気に真っ白に塗られた。
そして強風が吹き始める。
山頂が見えず後どれくらいあるかも分からない剱の頂に行くのが若干怖くなってきた。
c0309492_2331269.jpg

写真のような短い橋でさえ、ビュー!!ビューー!!と吹き飛ばされそうな風が吹き、渡るのがとても怖かった。
そしてその後のガケを横ばいで歩く。
c0309492_2332085.jpg

落ちたら死ねるなーって場所がたくさんあった。
この辺で引き返した人がたくさんいたんだろうな。
登っていた人が少なくなりだしたのを気づいた。
自分たちはここまできたら行ったろうとう気持ちがまだなんとかあったため足を動かした。
そして遂に
c0309492_2332940.jpg

カニのたてばい
ほぼ垂直の岩に足をかけ登る。
天候により人が少ないとは言え少々の渋滞ができていた。
それがまた下から見ると怖かった。
たまたまかここでは岩がガードされ強風が吹いておらず助かった。
しかし、足のかける場所が難しい場所があり、自分はかなりビビった。
このときみんな無事に登れてくれと自分も含めて本当に心配した。
こんなの落ちちゃう人もけっこういるんじゃなかろうかというレベルだった。
これをやりきると10分ほど登ったところに頂上があった。
つ、遂に、、
風がもの凄くあたりは真っ白けでなにも見えないが
涙がでるほどたどり着けたことに感動した。
そのときの写真がこれ
c0309492_2333335.jpg

7時30分。めっちゃ笑顔。疲れもふっとんだ。
しかも友達の親父さんの看板がここにも置いてあり、なんだかうれしくなった。

30分くらいだろうか達成感にふけり下山を始めた。
c0309492_2333756.jpg

この悪天候の中登ってきた強者が意外といた。
中には昨日の剱沢までの途中の道でへばってそうだった女性の方もいたりして驚いた。
そしてこれがこの先の最後の写真となる。。
この後カメラをぶら下げて降りる余裕もないほどの天候に見舞われる。。。

下山の道には、最大の難所、カニのよこばいがある。
ここは恐怖そのものだった。
かなりの崖を足をかける場所も見えないような感じで横に歩いていく。
それだけならまでしも暴風が吹き始める。風がどんどん勢力を強め、この難所で最大に。
風速30mくらいはあるんじゃないかと思われる中をびびりながら、次の人に
「こ、この下のココにぃ!!足場があるるうーーー!!」とか伝えながら必死に降りる。
綱を離したら下も見えないレベルの高さを真っ逆さまだ。
しょんべんちびりそうになりながらなんとかここを通過する。

このあとも長い道のりを下り剣山荘へ戻ってきた。
ここで超腹が減っていたので食事をすることに。
若い山小屋の人たちがメシを作ってくれた。
かなり生き返った。
そしてテン場へ戻ろうとすると大雨が降っているではないか!
カッパをテントに忘れ、パンツまでびしょびしょになりながら剱沢に戻る。
遠目でテントを張った場所を見るとなんか様子が変だ。
なんとテントたちが吹き飛ばされているではないか!!
なんとか友人のも含めてなくなってはいなかったがポールがナイロンを5カ所ほどやぶり
ぼろぼろになってしまっていた。
クフがーー!
しかし、友人はもっとひどかった。
この日のために新調したMSRの新品テントのボールが折れ、フライがかなりビリビリに破れていた。
おれはまだ笑うしかねーなと開き直っていたが
さすがにその友人は笑えていなかった。。

テン場で着替えてゆっくりしてから出発しようと思っていたが、
かなりの大雨で着替えもできずとにかく、びしょ濡れの荷物をザックに押し込み剱沢を後にすることにした。
帰りの荷物は軽くなる予定だったのに、水を吸い込み行きより重たかった。
このあと室堂まで雨はやまず、風は強風のままだった。
寒かったし、なにより足がしんどかった。
雷鳥沢を過ぎたところの登りの階段があるんだが、そこは地獄そのものだった。
辛いとは聞いていたけど想像以上。
これは覚悟がいります。

そしてなんとか室堂へ。
無事に帰ってこれて友人同士で
「ありがとう」
と自然に言い合いました。

そして、こんな過酷な状況を乗り切った経験は今後生きてく上での糧となるだろうと熱く語り合いました(笑)


それにしも剱岳、それは日本でも難関と言われるその名の通りの山でした。
[PR]
by hikigrecord | 2014-09-10 23:10 | hike


yochaのBLOG


by hikigrecord

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
hike
book
gear
everyday
travel
bicycle
camp
未分類

以前の記事

2015年 06月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 03月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 09月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月

外部リンク

メモ帳

最新のトラックバック

最新の記事

御池岳2
at 2015-06-13 22:59
2014ふりかえり
at 2015-01-03 16:12
鎌ヶ岳2
at 2015-01-02 21:54
伊吹山3
at 2014-12-31 16:34
長野旅行
at 2014-12-19 00:10

画像一覧

記事ランキング

お気に入りブログ

ライフログ

検索

タグ

その他のジャンル

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル

登山
アウトドア